宇宙時代の食事
昔々のテレビのSF宇宙物番組で、食事のシーンが印象的でした。スイッチひとつで食べたいものが出てくるというもの。夢のような話です。もっとも、現実の話ではないのですけどね。もし、あれを現実化できるとすれば、元素から食品を合成することになるのでしょうか?
そこまでではなくても、最近は少し近いものが出てきています。代替肉と言われるものです。肉ではなくて、大豆から肉みたいなものを作るのです。ベジタリアンの人のためのものと思っていたのですが、最近はかなりクオリティが上がって本物の肉と区別がつかないものも出てきているようです。最近では、スーパーで普通に売られるまでに。
ネクストミーツ、焼肉用代替肉を全国のイトーヨーカドーで販売開始
引用元: https://www.work-master.net/2021223477
ネクストミーツは、イトーヨーカ堂が運営する全国のイトーヨーカドーで、焼肉用代替肉「NEXTカルビ1.1」と「NEXTハラミ1.1」を6月24日より販売する。
業務用ネット市場「Mマート」に代替肉扱う「自然肉」コーナー開設、「代替肉の販売はやらねばならないこと」
引用元: https://www.ssnp.co.jp/news/soy/2021/06/2021-0628-1330-16.html
業界最大手の食品の企業間取引市場を運営するMマートは6月11日から、「自然肉」コーナーを開設した。Mマートは、業務用食品の検索や注文が自由にできるネット上の市場で、東証マザーズにも上場している。買い手会員数は約18万社で、業務用食材、食品、アウトレット商品など、飲食店、スーパーなどの仕入れに必要な商品を豊富に取りそろえている。
もはや知らない内、気づかない内に代替肉を口にしているのかもしれませんね。
ちなみに、カップヌードルの謎肉は豚肉と大豆を中心としたもののようです。
謎肉
引用元: https://www.ssnp.co.jp/news/soy/2021/06/2021-0628-1330-16.html
その正体は…、
豚肉や野菜、大豆タンパクなどをミンチ状にしたもの。
これらに味付けをしてからフリーズドライにしています。そのため、お湯でもどすと、肉のジューシーな旨味が復活します。
完全な代替肉ではありませんが、ちょっと近いものを感じます。
さらに最近は培養肉というものも出てきています。これは、動物細胞から肉を直接培養するものだそうです。家畜を飼育して食肉にするのではなくて、最初から食肉を作ってしまうわけです。
世界初の培養肉生産施設がイスラエルに誕生、1日500kgを生産可能
イスラエルの食品技術企業・Future Meat Technologiesが、首都テルアビブから南に約20kmのところにある都市レホヴォトに、世界初の産業用培養肉生産施設を開設したことを発表しました。
引用元: https://gigazine.net/news/20210628-worlds-first-industrial-cultured-meat-production-facility/
こうなると本当にSFの世界ですね。こういう技術があるのなら、火星で暮らす日が来ても安心です。
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